
LINEを開いたときに、いつの間にか見慣れないAIのようなアイコンが表示されていて、「これって何?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
普段から使い慣れているLINEに新しいボタンが増えると、便利そうに見える反面、不安に感じることもありますよね。
特にAI機能となると、
「トーク内容が読まれるのでは?」
「個人情報は大丈夫なの?」
「勝手に使われることはないの?」
と心配になるのは自然なことです。
LINEは、家族や友人、仕事関係のやり取りにも使う身近なアプリです。
だからこそ、新機能の内容を知らないまま使うのは少し危険です。
この記事では、LINEに追加された「エージェントAI」の正体や表示場所、便利な使い方、個人情報に関する注意点、非表示にする方法までわかりやすく紹介します。
LINEのAIアイコンが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
LINEに追加された新機能「エージェントAI」とは
LINE内で使えるAIアシスタント機能
LINEに追加された新機能は、「エージェントAI」と呼ばれるAI機能です。
エージェントAIは、LINEアプリ内のさまざまな場所に表示されるAIアイコンから利用できます。
トーク画面の入力欄に表示されることもあれば、ホーム画面、ニュースタブ、ミニタブなどに表示されることもあります。
つまり、LINEの中にAIアシスタントが追加されたようなイメージです。
表示される場所によって使える機能が変わる
エージェントAIは、表示される場所によって使える内容が少し違います。
大きく分けると、使い方は次の2つです。
1つ目は、トーク画面でメッセージ作成を手伝ってくれる機能です。
返信文を考えたり、文章の口調を整えたり、簡単なメモのような文章を自然な文章に変換したりできます。
2つ目は、LINE内で日常の相談や調べものをサポートしてくれる機能です。
お買い物、お出かけ、天気、レシピ、相談など、生活のさまざまな場面に合わせてAIを使えます。
便利な反面、使い方には注意が必要
エージェントAIは、単なるチャット補助ではありません。
LINEの中で使える「AIアシスタント」のような機能です。
ただし、便利な反面、トーク画面で使うAI機能については、個人情報や会話内容の扱いに注意が必要です。
便利だからといって、何でも入力してよいわけではありません。
どのような情報が読み取られる可能性があるのかを理解してから使うことが大切です。
トーク画面のAI機能でできること
メッセージ作成を手伝ってくれる
トーク画面の入力欄に表示されるAIアイコンは、メッセージのやり取りをサポートしてくれる機能です。
以前から似たような機能として、AIトークサジェストのように返信候補やスタンプ候補を出してくれる機能がありました。
今回の新機能は、その機能がさらに使いやすくなったものと考えるとわかりやすいです。
たとえば、相手に丁寧な返信をしたいけれど、どのように書けばよいかわからないときに、AIが返信文の案を考えてくれます。
仕事関係の相手に送る文章、友人への返信、少し気を使う内容など、自分でゼロから考えるのが大変な場面で役立ちます。
箇条書きのメモを自然な文章にできる
エージェントAIでは、文章の口調を整えることもできます。
たとえば、
「明日行けない」
「予定が入った」
「また別日でお願い」
とだけ書いた内容を、AIに整えてもらうことができます。
すると、
「明日は予定が入ってしまい、行けなくなりました。また別の日に調整させてください」
といった自然で丁寧な文章に変換できます。
スマホの小さな画面で長文を入力するのは、意外と大変です。
誤字を直したり、相手に失礼がないように言い回しを考えたりするのは、思った以上に手間がかかります。
その点、AIが文章を整えてくれる機能はかなり便利です。
質問や相談にも使える
エージェントAIは、文章作成だけでなく、質問や相談に使うこともできます。
ちょっとした言い回しを相談したり、返信内容の方向性を考えたりする場面では、役立つことも多いでしょう。
ただし、ここで注意したい点があります。
トーク画面で使うAI機能は、会話の流れに合わせた自然な返信を作るために、トーク内容を読み取る場合があります。
つまり、便利さだけでなく、その仕組みも理解したうえで使う必要があります。
個人情報の取り扱いで注意したいポイント
トーク内容が読み込まれる場合がある
トーク画面のAI機能で特に注意したいのは、LINEのトーク内容がAIに読み込まれる場合があるという点です。
AIが自然な返信を考えるためには、会話の流れを把握する必要があります。
そのため、直近のやり取りが読み取り対象になることがあります。
読み取られる可能性があるのは、自分が送ったメッセージだけではありません。
相手から届いたメッセージや、送信前に入力している下書きの文章も対象になる場合があります。
ここは、必ず知っておきたいポイントです。
AIの学習には使われないと説明されている
気になるのは、「自分のトーク内容がAIの学習に使われるのではないか」という点ですよね。
LINEの説明では、読み取られた情報はAIの学習には使用されないとされています。
つまり、AIの性能向上のために使われたり、他の人への回答に反映されたりするものではない、という説明です。
この点だけを見ると、過度に心配する必要はありません。
ただし、だからといって何でも入力してよいわけではありません。
外部企業と情報が共有される可能性もある
サービスを動かすために、LINEヤフーグループ会社や業務委託先と情報が共有される場合があります。
また、必要に応じてGoogleやOpenAIなどの海外AI関連企業に共有される可能性があるとも説明されています。
これは、AI処理を高度に行うために外部の技術やサービスを利用する場合があるためです。
そのため、トーク画面のAI機能を使うときは、入力する内容に十分注意する必要があります。
入力しないほうがよい情報
特に、次のような情報は入力しないようにしましょう。
- 銀行口座番号
- クレジットカード情報
- パスワード
- 認証コード
- 自宅住所
- 電話番号
- 勤務先の機密情報
- 家族や友人の個人情報 など
AI機能は便利ですが、何でも入力してよい機能ではありません。
特にLINEは日常的なやり取りが多いため、無意識のうちに個人情報を含む文章を書いてしまうことがあります。
使う前に、
「この内容を外部に見られても問題ないか」
と一度考えることが大切です。
これが、安全に活用するための基本です。
AIアイコンを非表示にする方法と注意点
設定画面からAIアイコンを非表示にできる
エージェントAIのアイコンが邪魔に感じる場合や、トーク画面でAI機能を使いたくない場合は、表示設定を変更できます。
確認方法:
- LINEアプリを開き、画面左下の「ホーム」をタップします。
- 右上にある歯車マークをタップして設定画面を開きます。
- 設定画面の中に「エージェント」という項目をタップします。
そうすると、「AIアイコンの表示設定」という項目が表示されます。
ここが「表示」になっている場合、LINE内にAIアイコンが表示されている状態です。
非表示にしたい場合は、この設定からAIアイコンを非表示にしましょう。
非表示は30日間限定
ここで注意したいのは、非表示にできる期間が一時的であるという点です。
設定画面には「一時的に」という意味合いの表示があり、AIアイコンの非表示は30日間限定とされています。
30日が経過すると、再び自動的に表示される可能性があります。
つまり、完全に永久オフにする設定ではありません。
AI機能を使いたくない人にとっては少し不便に感じる部分ですが、現時点では定期的に非表示設定を確認する必要があります。
使いたくない場合は同意しないことも大切
トーク画面のAI機能は、最初に利用するときに利用規約への同意画面が表示されます。
同意しなければ、機能は使えません。
そのため、個人情報の観点から使いたくない場合は、AIアイコンを押さないこと、利用規約に同意しないことを徹底しておくと安心です。
アイコンが表示されているだけで、すぐに危険というわけではありません。
大切なのは、機能を使う前に内容を理解し、必要に応じて非表示設定を行うことです。
LINEの中で使える便利なAI機能
トーク補助以外にも使える
エージェントAIには、トーク画面のメッセージ補助以外にも便利な使い方があります。
ホーム画面やニュースタブ、ミニタブなどに表示されるAIアイコンをタップすると、日常生活のさまざまな相談に対応してくれるAI画面に移動できます。
そこには、お買い物、お出かけ、天気、レシピ、相談など、場面ごとに特化した機能が用意されています。
お出かけプランの相談に使える
特に便利なのが、「お出かけ」に関する機能です。
たとえば、
「来週友達と京都に行きたい」
「最近足が痛いので歩きすぎないコースにしたい」
と話しかけるだけで、条件に合わせた観光プランを提案してくれます。
自分で観光サイトをいくつも開いたり、地図アプリで移動距離を調べたり、天気予報を確認したりする手間を減らせるのは大きなメリットです。
LINEヤフーのサービスと組み合わせられる
エージェントAIの強みは、LINEヤフーが持つ100以上のサービスのデータを活用できる点にあります。
天気、路線、ショッピングなど、生活に関わる情報を組み合わせて提案できるため、単なる文章生成AIとは違った使い方が期待できます。
さらに便利なのは、これらの機能がLINEの中で完結することです。
天気アプリ、乗り換えアプリ、買い物アプリ、AIアプリをそれぞれ開かなくても、普段から使っているLINEの中でまとめて確認できます。
毎日使うLINEだからこそ、アプリを切り替えずに使えるのは大きな魅力です。
今後は予約や購入までできる可能性がある
今後は、提案だけでなく、レストラン予約や商品の購入までAIが代わりに行う機能が追加される予定とされています。
調べる、提案する、予約する、購入するという流れがLINEの中で完結するようになれば、日常の手間はさらに少なくなるでしょう。
ただし、便利な機能であっても、個人情報の入力には注意が必要です。
旅行プランやレシピ相談、天気確認のように、個人情報を含まない範囲で使う分には便利に活用しやすい機能です。
一方で、住所や電話番号、支払い情報などを不用意に入力するのは避けたほうが安心です。
エージェントAIは、使い方を選べば非常に便利な機能です。
特に、調べものや日常のちょっとした相談には相性が良いでしょう。
おわりに
LINEに追加されたエージェントAIは、文章作成や返信補助、日常の相談、買い物、お出かけ、天気、レシピなど、さまざまな場面で使える便利な新機能です。
特に、LINEの中だけで複数の情報をまとめて確認できる点は大きな魅力です。
一方で、トーク画面のAI機能を使う場合は、会話内容や下書きが読み取られる可能性があります。
そのため、個人情報の取り扱いには十分注意する必要があります。
AIの学習には使われないと説明されていても、サービス提供のために外部企業と情報が共有される場合がある点は理解しておきたいところです。
銀行口座、パスワード、住所、電話番号などの重要な情報は入力しないようにしましょう。
使いたくない場合は、設定からAIアイコンを非表示にできます。
ただし、非表示は30日間限定のため、定期的な確認が必要です。
便利さと安全性のバランスを意識しながら、自分に合った使い方を選ぶことが大切です。
よくある質問
Q1. LINEのエージェントAIとは何ですか?
LINEアプリ内で使えるAIアシスタント機能です。
トーク画面では返信文の作成や文章の口調変換をサポートし、ホーム画面などからはお出かけ、天気、レシピ、買い物、相談など日常生活に役立つAI機能を利用できます。
Q2. エージェントAIは勝手に使われるのですか?
アイコンが表示されているだけで、自動的にAI機能が使われるわけではありません。
トーク画面のAI機能を初めて使う際には、利用規約への同意が必要です。
同意しなければ、機能は利用できません。
Q3. トーク内容はAIに読まれるのですか?
トーク画面のAI機能を使う場合、自然な返信を提案するために直近のやり取りが読み取り対象になる場合があります。
自分のメッセージだけでなく、相手から届いたメッセージや送信前の下書きが対象になる可能性もあります。
Q4. 個人情報を入力しても大丈夫ですか?
銀行口座番号、パスワード、住所、電話番号、認証コード、クレジットカード情報などの個人情報は入力しないほうが安全です。
AI機能を使う場合は、外部に共有されても困らない内容に限定して利用することをおすすめします。
Q5. AIアイコンを消すことはできますか?
LINEの「ホーム」から右上の歯車マークを開き、「エージェント」内の「AIアイコンの表示設定」から非表示にできます。
ただし、非表示は30日間限定とされているため、期間が過ぎると再び表示される可能性があります。